2025.04.15
- 設備保全・補修
キュービクルの交換・更新を怠るとどうなる?
キュービクルは、電力会社から供給される高圧電力を施設で使いやすい低圧電力に変換し、分配するための設備です。ビルや工場などの重要な電力供給の拠点として、安定した運用が求められます。しかし、経年劣化や法令改正により、安全性や効率性を維持するためには定期的な改修・更新が必要です。この記事では、キュービクルの交換・更新のポイントについて詳しく解説します。
キュービクルとは?その役割と重要性!
キュービクルとは、「キュービクル式高圧受電設備」の略称で、高圧で受電した電気を、施設内で使用できる電圧に変換するための設備です。一般的に、工場、商業施設、ビルなどの大規模施設に設置されています。
キュービクルの主な役割
- 電圧の変換: 電力会社から送られてくる高圧の電気(6,600Vなど)を、施設内で使用できる電圧(200V、100Vなど)に変換します。
- 電気設備の保護: 過電流や短絡などの異常が発生した場合に、電気回路を遮断し、電気機器や配線を保護します。
- 電力の制御: 電気の供給を制御し、施設内の各所に必要な電力を分配します。
キュービクルの重要性
キュービクルは、施設内の電気設備全体の中核を担う重要な設備です。キュービクルが正常に機能しなければ、電力供給が停止し、事業活動に大きな支障をきたす可能性があります。また、キュービクルの不具合は、電気事故や火災の原因となることもあります。そのため、キュービクルは、定期的な点検や適切な管理、そして必要に応じた交換・更新が不可欠です。
キュービクルを交換・更新しないとどうなる?放置するリスクとは?
キュービクルは、長年使用していると、経年劣化が進み、様々な問題が発生する可能性があります。交換や更新をせずに放置すると、以下のようなリスクが生じます。
電気事故のリスク増大
絶縁性能の低下、部品の劣化、配線の緩みなどにより、漏電、短絡、地絡などの電気事故が発生するリスクが高まります。電気事故は、感電や火災を引き起こし、人命に関わる重大な被害をもたらす可能性があります。
予期せぬ停電の発生
キュービクルの故障により、予期せぬ停電が発生する可能性があります。停電は、生産ラインの停止、コンピューターシステムのダウン、空調設備の停止などを引き起こし、事業活動に大きな損害を与える可能性があります。
法令違反のリスク
電気事業法などの法令では、電気設備の安全性を確保するために、定期的な点検や適切な管理が義務付けられています。キュービクルの交換や更新を怠ると、法令違反となる可能性があります。
電力損失の増加と電気料金の上昇
古いキュービクルは、電力変換効率が低いため、電力損失が多くなり、電気料金が割高になる場合があります。また、機器の劣化により、無駄な電力消費が発生することもあります。
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