2024.09.17
- 工場のIoT化
工場の安全対策
センサーやスイッチなどの機器を導入することは、工場の安全性を大きく向上させます。サイテックは、電気回路設計ができる技術者が在籍しているため、機器の選定から設置、電気回路の改造までを一気通貫で行うことができます。そのため、「機器の設置をセンサー業者に、回路の改造・接続を電気工事会社に」と複数の業者に依頼する手間を省くことができます。お客様のご要望を丁寧にお聞きし、さらに既存の工場設備の状況を踏まえ、最適なご提案を提供できることがサイテックの強みです。
工場の安全対策機器
工場の安全対策の基本は、人と機械の作業領域を「隔離」することと、機械稼働エリアに人がいる時に機会を「停止」させることです。その「隔離」と「停止」を確実に行うのに有効なのが、センサーやスイッチなどの安全機器です。今回はそのような、工場の事故防止に役立つ技術の一部の例をご紹介させていただきます。
セーフティドアスイッチ(セーフティドアセンサ)
セーフティドアスイッチ(セーフティドアセンサ)とは、機械を囲む柵や扉に取り付け、機械の稼働時に人が柵内部にいる状況をなくすインターロック装置です。
工場内の機械は、事故防止のために柵や扉で隔離されていることが良くあります。しかし、機械のメンテナンスや修理の際には人が柵や扉の内部に入り、点検や作業をする必要があります。
このように人が機械に近づいている時に誤って機械が稼働してしまうと、事故が起きる可能性が高まります。
セーフティドアスイッチ/セーフティドアセンサは、機械稼働時には扉がロックされるようになっており、ロックを解除する際には機械に停止命令を出します。「機械稼働時に人が内部に侵入している」という状況が起き得ないようにして、工場内の安全を確保します。
ライトカーテン
ライトカーテンとは、扉のない出入口などで、人や物の通過を光で検知する安全機器です。危険区域の出入口となる場所の両端に、光線を出す投光部と光線を受ける受光部を並行に設置し、この間を人や物が遮ったときに機械を停止させます。工場内の構造や作業員の動線の関係で扉や柵を設置するスペースがない場合でも、しっかりと安全を確保できることが特徴です。
また、検知対象によって光線の本数を減らしてコストを削減するなど、使用方法に応じて設定を変更することも可能です。他の安全対策機器などと組み合わせて使うことで、安全性をさらに高めることができます。
セーフティレーザースキャナ
セーフティレーザースキャナは、反射型の安全センサです。作業者が危険区域内に侵入したときに機械に停止命令を出し、また危険区域内に作業者が存在している時に機械が作動しないようにします。
小さな機器で設置に場所を選ばず、また保護領域を自由に設定できることが大きな特徴です。また、保護領域とは別に警告領域というものを設定することで、不要な設備停止を防ぐこともできます。
マットスイッチ
マットスイッチは名前の通り、マット型の安全機器です。作業者がマットを踏むと、センサ内部の接点に圧力がかかり、機械を停止させます。また、作業者がマットを踏んでいる間は機械が起動しないようにします。
サイズや材質を選択し、各設備環境に合わせて設置することができます。産業用ロボットなどの周辺に敷いて使用されることが多いです。
ロープスイッチ
ロープスイッチは、ベルトコンベアやローラーコンベアなど、広範囲に広がる機械に適した非常停止スイッチです。コンベアの異常を発見したときにすぐにコンベアを停止できるよう、非常停止スイッチが必要ですが、非常停止押しボタンを設置するとなると何個も設置する必要があり、また停止させるのにタイムラグが生まれてしまいます。
そこで最適なのがロープスイッチです。ロープスイッチはコンベアに沿って連続して設置されており、異常を発見したときにロープを引っ張ることでコンベアを停止させることができます。非常停止押しボタンのように何個も設置する必要がないため経済的であり、異常を発見してから停止させるまでのタイムラグも最小まで減らすことができます。
岡山県倉敷市の電気工事会社
私たちは岡山県倉敷市の電気工事会社です。岡山県内の事業者様から、これまで工場の安全対策に関する工事のご依頼も多くいただいてきました。工場や対象機械の設置・稼働状況などにより、適切な安全対策機器は異なります。豊富な知識と経験をもとに、お客様に最適な機器の選定、設置方法を提案いたします。
そして、安全機器の設置から電気回路の改造までを一貫して行うことで、お客様の工場の安全性を確実に向上させます。倉敷、岡山の事業者様で工場内の安全対策について何かご相談したい方がいらっしゃいましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。