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2026.10.26

  • 設備保全・補修

高圧ケーブルの更新工事 更新時期と停電前の確認ポイント

高圧ケーブルの更新工事では、使用年数に加え、敷設環境や点検結果を踏まえた判断が必要です。今回は、更新の目安と工事の流れ、停電前の確認ポイントをご紹介します。

高圧ケーブルの更新工事とは

老朽化や損傷がある高圧ケーブルを撤去し、新しいケーブルへ交換する工事です。工場では、PASと呼ばれる柱上の高圧開閉器からキュービクルまでの引込区間などが対象になります。

絶縁性能の低下や接続部の不具合は、地絡などの事故や停電につながるおそれがあります。ケーブル本体だけでなく、端末部や支持金具、配管・管路もあわせて確認します。

高圧ケーブルの更新時期は何年が目安か

日本電線工業会の2024年11月の技術資料では、正常な使用状態での高圧ケーブルの更新推奨時期を、次のように示しています。

  • 屋内・屋外で水の影響がない場合:20〜30年
  • 屋外で水の影響がある場合:10〜20年

水の影響がある環境には、埋設管路や屋外ピットなどでケーブルが水没する場合が含まれます。この年数は寿命の保証や法定の交換期限ではありません。過熱や浸水、外傷があれば、目安より早い対応が必要になることがあります。

製造年・敷設年、ケーブルの仕様、点検記録を、電気主任技術者や保安管理を担う事業者と確認しましょう。

出典:日本電線工業会 技術資料

更新を検討したいサイン

  • 点検で絶縁性能の低下や更新の必要性を指摘された
  • ケーブル・端末部の損傷や支持金具の腐食が報告された
  • ピットや管路に水がたまるなど、浸水の影響が懸念される
  • 交換履歴が分からない、または周辺設備の更新を予定している

外観に変化がなくても内部で劣化が進む場合があります。受電設備の内部確認やケーブルへの接触は、専門の担当者へ依頼してください。

キュービクルの改修・更新について詳しく見る

高圧ケーブル更新工事の流れ

現地調査と停電計画

ケーブルの種類・長さ、敷設ルート、接続部、既存管路の状態を調査します。電気主任技術者などと調整し、必要に応じて電力会社とも協議します。交換作業だけでなく、安全措置、試験、復電確認の時間も見込んで計画します。

撤去と敷設と端末処理

停電と必要な安全措置を行ったうえで、既存ケーブルを撤去し、新しいケーブルの敷設、端末処理・接続を進めます。施工方法はケーブルの仕様と現場条件に合わせて決定します。

試験と復電後の確認

工事範囲に応じた絶縁耐力試験や接続・相順の確認などを行い、結果を確認して復電します。周辺機器を更新した場合は、必要な保護継電器の試験や設定確認も行います。

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施工事例:PASからキュービクルまでの更新

PASからキュービクルまでの高圧ケーブル更新工事の施工事例

サイテックでは、PASからキュービクルまでの老朽化した高圧ケーブルを全面更新しました。電力会社によるPAS一次側の感電防止措置を確認し、事前打ち合わせと危険予知活動を実施しています。

限られた停電時間内でケーブルを更新し、電流計・電圧計の交換、充電部保護アクリルの設置、架台の防錆塗装も行いました。

高圧ケーブル更新工事を詳しく見る

高圧ケーブルの更新工事はサイテックへ

「次の定期停電で交換したい」「点検の指摘事項について相談したい」という方は、お気軽にご相談ください。対象区間と周辺設備の状態を確認し、工事範囲を検討します。

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