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2026.10.26

  • 設備保全・補修
  • 工場のIoT化

PLCのデータを活かして始める工場設備の予知保全

PLCで動作時間や稼働回数などのデータを収集すると、設備の変化を数値で確認し、点検や部品交換の判断に活かせます。今回は、既存設備で始める方法と確認ポイントをご紹介します。

PLCのデータ収集は予知保全にどう役立つか

PLCのデータ収集とは、設備を制御するPLCから、センサー信号、動作時間、稼働回数、異常履歴などを取得・記録することです。正常時と比較すると、動作の遅れや停止の増加などに気づきやすくなります。

予知保全は、設備の状態や変化から異常の兆候を捉え、故障前の点検や処置につなげる考え方です。動作回数・運転時間に応じた交換は、使用量を基準にした予防保全に当たります。両方を組み合わせて保全に活かします。

PLCで収集したいデータ

  • 動作時間:シリンダーや搬送機構の動作が遅くなっていないか
  • 動作回数・稼働時間:点検や部品交換の目安に近づいていないか
  • 異常コード・発生時刻:特定の工程や時間帯に停止が集中していないか
  • 電流・温度:同じ運転条件で負荷や発熱が変化していないか

電流や温度は、対応する機器から信号を取り込んでいる場合に収集できます。PLCに入っていない情報には、センサーなどの追加が必要です。

PLCのデータを収集する方法

現場で状態を確認するなら、PLCで計測した数値をタッチパネルに表示する方法があります。推移を比較したい場合は、ロギング機能で履歴を保存します。対応機種ではSDメモリカードへのCSV保存も可能です。複数設備の比較には、通信経由でパソコンなどへ集約する方法もあります。

使用できる機能は型式・構成によって異なります。収集間隔や保存期間に加え、通信負荷、アクセス権限も確認します。

動作の前後を調べたい場合は、発生時刻と運転条件も一緒に残すと比較しやすくなります。表示するだけで終わらせず、点検・交換後に数値がどう変わったかを記録し、注意表示の基準を見直すことも大切です。

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動作時間と回数を保全に活かす具体例

シリンダーの動作時間を記録する

前進指令から前進端センサーがONになるまでの時間を記録し、遅れが続いた場合に点検します。例えば正常時が0.80秒前後なら、1.05秒を超える動作が続く際に注意表示を出す設定が考えられます。数値は説明用の例であり、共通の推奨値ではありません。

動作時間は摩耗のほか、エア圧、ワークの重さ、温度でも変わります。計測値だけで原因を断定せず、正常時のばらつきや運転条件と照合します。計測の細かさは、PLCのスキャン時間や入力応答などにも左右されます。

動作回数と稼働時間を積算する

電磁弁の切替回数やモーターの運転時間を記録し、メーカーの保守条件と照らし合わせて点検・部品手配の目安にします。部品交換時は交換前の数値と交換日を残し、対象の積算値をリセットします。停電時のデータ保持も確認が必要です。

導入前に確認したいポイント

最初に、停止すると影響が大きい設備と、減らしたいトラブルを決めます。そのうえでPLCの型式、図面・プログラムの有無、利用できる信号、保存方法を確認します。収集後は、誰がどの状態で点検するかも決めておきましょう。

監視機能を追加する際は、既存の非常停止や保護機能を損なわない設計・検証が必要です。データ収集だけで故障日や残り寿命を特定することはできません。

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PLCのデータ収集と予知保全はサイテックへ

サイテックでは、PLCの改造・更新と工場のIoT化支援を行っています。回転機にセンサーを取り付け、モーターごとの波形を比較したデータ取得の実績もございます。

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